コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

魚竜 ギョリュウ

5件 の用語解説(魚竜の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ぎょ‐りゅう【魚竜】

魚竜目に属する古代の爬虫(はちゅう)類の総称。中生代三畳紀からジュラ紀の海に生息。体形はイルカに似た流線形で、全長1~3メートル。四肢はひれ脚となり、口に鋭い歯をもつ。日本からも化石が出土している。イクチオサウルス

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

魚竜【ぎょりゅう】

中生代の海に栄えた魚類に似た爬虫(はちゅう)類。三畳紀前期に出現し,特にジュラ紀白亜紀に,大きさ,習性ともに現在のイルカに似た魚竜が全世界に分布した。代表例はジュラ紀のイクチオサウルスで,体長約3m,体は流線形で,四肢は鰭脚(ききゃく)に変形し,尾びれが1枚と肉質の背びれが1個。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ぎょりゅう【魚竜 ichthyosaur】

中生代の全期間を通して栄えた水生の爬虫類(亜綱)Ichthyopterygia。頭骨の側頭窓が後眼窩骨と鱗状骨の上に開く。広弓亜綱Euryapsida魚竜目Ichthyosauriaとすることもある。ジェラ紀のイクチオサウルスIchthyosaurusイラスト)が代表例。ほとんどが海生で,高度に水中生活に適応し,頸部はほとんどない。体型は紡錘形であり,魚類または哺乳類のイルカ類とも類似している。眼が大きく,頭の先端は伸びてくちばし状となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぎょりゅう【魚竜】

イクチオサウルスの別名。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

魚竜
ぎょりゅう
ichthyosaur
[学]Ichthyosauria

魚のような生活をし、外観も魚のようになった中生代の海生爬虫(はちゅう)類。イクチオサウルスIchthyosaurusはその代表属である。最大の魚竜は1999年カナダのロッキー山脈のジュラ系から発見されたもので、全長約23メートル、頭長約5.5メートルもあった。魚竜は外形が流線形であったばかりでなく、脊椎(せきつい)骨が魚のものに似た浅い皿状を示す。ドイツのジュラ紀層から発見された化石には、体の輪郭が炭化した薄膜として保存されていた尾びれと背びれをもつものがあった。とくに中生代ジュラ紀および白亜紀の魚竜の背骨は尾びれの下葉に入り、その支柱となっていた。指骨や手首、くるぶし、腕や足の長い骨は多少なりとも丸く円盤状となっていた。
 口は普通鋭い歯で武装され、魚や頭足類を食べたことは、胃中の残骸(ざんがい)から証明されている。非常に大きい骨膜環があって、潜水時の水圧変化に備え、視力はよかったらしい。体腔(たいこう)内に生まれる前の幼体が保存されていたり、出産中の子が化石化した例も発見されている。ジュラ紀前期の、約1億8000万年前に生息していたステノプテリギウスStenopterygiusでは妊娠した個体約50頭が知られ、大部分は1~2個体の胎児であるが、十数体のものもある。出産時の胎児の最大長は60~70センチメートルで、親の大きさの30~40%を示し、現生イルカなどと同様である。日本からも、宮城県の三畳紀層からウタツリュウ(ウタツサウルス)Utatsusaurus hataii、同じくジュラ紀層からシズカワ魚竜(テムノドントサウルス)Temnodontosaurus sp.、北海道の白亜紀層からユウバリ魚竜(ミオプテリギウス)Myopterygius (?) ezoensisなどが報告されている。[小畠郁生]
『真鍋真著「両生類・爬虫類・鳥類」(速水格・森啓編『古生物の総説・分類』所収・1998・朝倉書店) ▽クリストファー・マクガワン著、月川和雄訳『恐竜解剖 動きと形のひみつ』(1998・工作舎)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

魚竜の関連キーワードイクチオサウルス爬虫類総称昔蜥蜴翼竜メソデーサイト全期払込保険全期払

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

魚竜の関連情報