魴鮄(読み)ホウボウ

デジタル大辞泉 「魴鮄」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ぼう〔ハウ‐〕【××鮄/竹魚】

カサゴ目ホウボウ科の海水魚。沿岸の海底にすみ、全長約40センチ。頭部が大きく、体は朱紅色。胸びれは大きく、内側は青緑色をし、前部の軟条3本が遊離しており、これで海底を歩行しながら餌の小エビなどを探す。浮き袋で発音する。冬から春にかけて特に美味。 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「魴鮄」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ぼうハウ‥【魴鮄・竹麦魚】

  1. 〘 名詞 〙 カサゴ目ホウボウ科の海産魚。体長約四〇センチメートル。体は紫褐色。胸びれは大きく、青緑色の地に小斑紋(はんもん)があって美しい。胸びれは下部の三本の鰭条が変化して指状になりこれを用いて海底をはい歩き、砂泥中の餌生物をさがす。うきぶくろで発音する。北海道南部以南、南シナ海まで分布。食用とし、地方によってはカナガシラと混称される。《 季語・冬 》 〔和漢三才図会(1712)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「魴鮄」の解説

魴鮄 (ホウボウ)

学名Chelidonichthys spinosus
動物。ホウボウ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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