日本歴史地名大系 「鮪浦」の解説 鮪浦しびうら 大分県:南海部郡鶴見町鮪浦[現在地名]鶴見町有明浦(ありあけうら)帆波(ほば)浦の北、佐伯(さいき)湾に突き出た小半島状の北西部に位置し、北端に白崎(しろさき)がある。浦名はマグロ漁に由来するとみられる。年未詳の毛利高直御墨付不所持分覚(温故知新録)に鮪浦がみえる。元禄郷帳・天保郷帳では中浦(なかうら)村に含まれたと思われ、元禄見稲簿では中浦村の内として鮪浦とみえ、無高。旧高旧領取調帳では高一〇石余。白崎網代は従来桑野(くわの)浦・日野(ひの)浦との入会漁場であったが、元文五年(一七四〇)以降佐伯藩召上げとなり入会権を失った(大分県史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報