鯛の唐蒸し

デジタル大辞泉プラス 「鯛の唐蒸し」の解説

鯛の唐蒸し

石川県金沢地方の郷土料理。背開きにした2匹の鯛に、おからを詰めて蒸し揚げ、九谷焼大皿に並べて盛り付ける。長崎から加賀藩に伝えられた南蛮料理もとにした料理で、婚礼など祝いの席の料理として供される。雄雌2匹の腹と腹をあわせて盛り付けることで子宝に恵まれるようにとの願いを込めた。「睨み鯛」「鶴亀鯛」ともいう。

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日本の郷土料理がわかる辞典 「鯛の唐蒸し」の解説

たいのからむし【鯛の唐蒸し】


石川県金沢市の郷土料理で、背開きにした鯛に、炒めたぎんなんにんじん、ごぼうなどをおからに混ぜて砂糖・しょうゆなどで味つけしたものを詰めて蒸したもの。蘭学修養の藩士が長崎から加賀藩に伝えたとされる。婚礼などの祝宴には、2尾を腹合わせに盛りつけて供される。◇「にらみ鯛」ともいう。

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