鯨史稿(読み)ゲイシコウ

デジタル大辞泉 「鯨史稿」の意味・読み・例文・類語

げいしこう〔ゲイシカウ〕【鯨史稿】

江戸後期の動物学書。6巻。大槻平泉(清準)著。文化・文政年間(1804~1830)ごろ成立。鯨の名義種類や、捕鯨業の実情などを論じたもの。図解も多く、記述は具体的である。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鯨史稿」の意味・読み・例文・類語

げいしこうゲイシカウ【鯨史稿】

  1. 江戸後期の動物学書。六巻。大槻平泉(清準)著。文化五年(一八〇八)頃の成立かという。鯨(くじら)の名義、種類、捕鯨業の実情などについて、筆者実地の見聞・調査をもと諸家による考証をも引用して多面的に論ずる。図解を豊富に用い、記述は具体的で利用価値が高い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「鯨史稿」の解説

鯨史稿
げいしこう

六巻六冊 大槻平泉著

写本 国会図書館

活字本 仙台叢書九

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android