日本歴史地名大系 「鯨岡村」の解説 鯨岡村くじらおかむら 福島県:いわき市旧平市地区鯨岡村[現在地名]いわき市平鯨岡(たいらくじらおか)夏井(なつい)川左岸にあり、南西対岸は磐城平(いわきたいら)城下、北は幕之内(まくのうち)村・大室(おおむろ)村、東は鎌田(かまた)村。観応二年(一三五一)一二月日の留守美作二郎跡注文(飯野八幡宮文書)に「壱町 鯨岡内在家一宇」とあり、同年一一月二一日の吉良貞家寄進状(同文書)によれば「留守美作次郎跡事」は飯野(いいの)八幡宮に寄進されている。なお元弘三年(一三三三)一二月日の濫妨放火軍勢交名注進状(三坂文書)に鯨岡孫太郎入道の名がみえる。 鯨岡村くじらおかむら 茨城県:新治郡八郷町鯨岡村[現在地名]八郷町鯨岡足尾(あしお)山の東麓から東に延びる舌状台地上に位置し、西は小山田(おやまだ)村、南は小屋(こや)村。戦国末期に佐竹氏の支配下に入り、文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(秋田県立図書館蔵)に「高二百四十石五斗一升 此内十七石六斗八升 荒 鯨岡」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by