…
[無脊椎動物のえら]
甲殻類に属するエビやカニの仲間では,顎脚や歩脚のような付属肢の基部あるいは体壁から分化した何対かのえらがあり,背甲の一部によって形成される鰓室(さいしつ)gill chamberの中に位置する。各えらを構成する鰓葉の形は種類によって異なり,クルマエビの仲間では樹枝状に分枝する鰓葉が2列に並び,ザリガニの仲間ではえらの軸の周囲に多数の糸状の鰓葉が突出し,カニの仲間では葉状の鰓葉が2列に並んでいる。呼吸に使われる水は付属肢の運動によって交換される。…
※「鰓葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...