鳥の子色(読み)トリノコイロ

デジタル大辞泉 「鳥の子色」の意味・読み・例文・類語

とりのこ‐いろ【鳥の子色】

鶏卵の殻のような色。淡黄色。

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精選版 日本国語大辞典 「鳥の子色」の意味・読み・例文・類語

とりのこ‐いろ【鳥子色】

  1. 〘 名詞 〙 鶏卵の殻の色。淡黄色。豆緑色。とりのこ。
    1. [初出の実例]「鳥のこいろのかたびらの、かたのくゎっとさけたるに」(出典:虎明本狂言・吃(室町末‐近世初))

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色名がわかる辞典 「鳥の子色」の解説

とりのこいろ【鳥の子色】

色名の一つ。鳥の子というと雛ひな鳥と誤解されがちだが、卵の殻の色に似た淡い黄色の伝統色名。とくに鶏卵をさすとされる。江戸期以前から使われている色名で、布地染色だけではなく、紙の染色にも用いた。英名卵殻意味そのままにエッグシェル(eggshell)という。「たまご」といった場合は鶏卵の黄身の色をさす。

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