鳥名子舞(読み)トナゴマイ

デジタル大辞泉 「鳥名子舞」の意味・読み・例文・類語

となご‐まい〔‐まひ〕【鳥名子舞】

《「となこまい」とも》伊勢神宮6月16日外宮)・17日(内宮)に行われた歌舞常世とこよ長鳴き鳥を模した、童男・童女16人から18人の舞。とりなごまい。

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精選版 日本国語大辞典 「鳥名子舞」の意味・読み・例文・類語

となご‐まい‥まひ【鳥名子舞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「となこまい」とも ) 伊勢神宮で六月一六・一七日に行なわれた古風の歌舞。天の岩戸の前で常世(とこよ)長鳴鳥を擬したものといわれ、童男童女の一六人から一八人が、青摺り装束をつけ、手を組んで回り、次に、一同の頭を寄せて伏し、後に起きて手を打つ。また、歌は、笛と琴とに合わせる。鳥名子。とりなごまい。とりごなまい。
    1. [初出の実例]「次四所瑞籬御門前に参烈し各勤役奉仕。鳥名子舞廻、其後各退出」(出典:皇太神宮年中行事(1192)六月)

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