鳥子(読み)とりのこ

精選版 日本国語大辞典 「鳥子」の意味・読み・例文・類語

とり‐の‐こ【鳥子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥のたまご。特に、鶏のたまご。鶏卵
    1. [初出の実例]「鳥のこを十づつ十は重ぬとも思はぬ人をおもふものかは」(出典:伊勢物語(10C前)五〇)
  3. 鳥のひな。特に、鶏のひな。ひよこ
    1. [初出の実例]「讚岐国の山田の郡の人の家に雞子の四の足のある者あり」(出典:日本書紀(720)天智一〇年是歳)
  4. とりのこいろ(鳥子色)
    1. [初出の実例]「豆緑 トリノコ ソムルニハ ムツカシフ ゴザランスカ」(出典:交隣須知(18C中か)二)
  5. とりのこがみ(鳥子紙)
    1. [初出の実例]「愚詠五十首〈略〉料紙鳥子」(出典愚管記‐延文元年(1356)一〇月二五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鳥子」の読み・字形・画数・意味

【鳥子】ちようし

卵。

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