精選版 日本国語大辞典 「鳥子」の意味・読み・例文・類語
とり‐の‐こ【鳥子】
- 〘 名詞 〙
- ① 鳥のたまご。特に、鶏のたまご。鶏卵。
- [初出の実例]「鳥のこを十づつ十は重ぬとも思はぬ人をおもふものかは」(出典:伊勢物語(10C前)五〇)
- ② 鳥のひな。特に、鶏のひな。ひよこ。
- [初出の実例]「讚岐国の山田の郡の人の家に雞子の四の足のある者あり」(出典:日本書紀(720)天智一〇年是歳)
- ③ =とりのこいろ(鳥子色)
- [初出の実例]「豆緑 トリノコ ソムルニハ ムツカシフ ゴザランスカ」(出典:交隣須知(18C中か)二)
- ④ =とりのこがみ(鳥子紙)