コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

愚管記 ぐかんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

愚管記
ぐかんき

『後深心院関白記』ともいう。関白近衛道嗣の日記。途中,記事のない年もあるが,正平8=文和2 (1353) ~弘和3=永徳3 (83) 年にわたる。北朝側からみた南朝との交渉関係,禅宗比叡山との対立状況などを知らせる重要な史料。『続史料大成』収録。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ぐかんき【愚管記】

南北朝時代の貴族近衛道嗣の日記。記事は1354年(正平9∥文和3)より83年(弘和3∥永徳3)に至るが,現存しない部分も多い。道嗣は五摂家筆頭近衛基嗣の子で,従一位左大臣となり,61‐63年の間,関白として政務の中枢にあったから,北朝方の重要な記録で,自筆原本49巻が陽明文庫にある。書名は道嗣自身の付けた謙称で,また没後の法号にちなんで《後深心院関白記》ともいう。《続史料大成》所収。【今江 広道】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

愚管記の関連キーワード近衛道嗣(2)

今日のキーワード

アウフヘーベン

ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android