鳥襷(読み)トリダスキ

デジタル大辞泉の解説

とり‐だすき【鳥×襷】

綾(あや)や浮き織物の織り文様の一。花菱(はなびし)を中心に、図案化された尾長鳥が2羽ずつ相対し、輪違いに連なっている文様。指貫(さしぬき)や屏風(びょうぶ)の裏などに用いられる。

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大辞林 第三版の解説

とりだすき【鳥襷】

有職文様の一。四羽の鳥を背中合わせに、円形に配したものを単位として輪違い文のように連続させた模様。

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世界大百科事典内の鳥襷の言及

【ヒシ(菱)】より

…おもに連続文として菱繫(ひしつな)ぎや,斜線を基本として文様化した襷文(たすきもん)として用いられる。中国唐朝で好まれた実在しない花を菱形にデザインした唐花菱,有職文(ゆうそくもん)の一つで4から20の花菱で一つの大きな菱を構成する幸菱(さいわいびし),おもに織物などの地文に用いられ菱文が隣接して並ぶ繁菱(しげびし),間隔をおいて並ぶ遠菱(とおびし),菱を4等分した割菱で甲斐武田氏が用いた武田菱(たけだびし),菱形の中に順次小さな菱を入れてゆく入子菱(いれこびし),小さい菱形をたすき状に並べた菱襷(ひしだすき),鳥文(とりもん)をたすき状に並べ間に唐花(からはな)を置いた鳥襷(とりだすき)などがある。中世の密教寺院の内陣・外陣の間仕切りには菱格子が多く用いられ,また青森,秋田地方のこぎん,菱刺しは菱繫ぎ文様に特色がある。…

※「鳥襷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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