鳴水村
なるみずむら
[現在地名]八幡西区東鳴水一―五丁目・西鳴水一―二丁目・鳴水・鳴水町・大畑町・幸神二丁目・南八千代町・岸の浦一―二丁目など
熊手村の南東に位置し、北は藤田村、東は前田村(現八幡東区)。村の南東部に河頭山(二一三・一メートル、強洞山とも記し、岩洞山ともいう)、同山と谷を隔てた南東方に花尾山(三五一メートル)などがそびえ、花尾山には麻生氏の居城であった花尾城跡がある。集落は本村と柳河内の二ヵ所(続風土記拾遺)、「地理全誌」はほかに後藤城口・松坂をあげる。古くは熊手村のうちで、小早川時代の指出前之帳では熊手村の枝郷として扱われ、同村に含まれて高付された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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