八幡西区(読み)ヤハタニシク

デジタル大辞泉 「八幡西区」の意味・読み・例文・類語

やはたにし‐く【八幡西区】

八幡西

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「八幡西区」の解説

八幡西区
やはたにしく

面積:八三・〇四平方キロ

現北九州市域の南西部を占め東は八幡東区・小倉南区、南は直方のおがた市、西は鞍手くらて鞍手町・中間市・遠賀おんが水巻みずまき町、北は若松わかまつ区に接する。東に帆柱ほばしら(四八八メートル)権現ごんげん(六一七・四メートル)、南にしやく(六〇八メートル)金剛こんごう(五六一・八メートル)などがそびえる。南西辺を遠賀川が流れ、北西部は洞海どうかい湾に面する。現区域近世には遠賀郡一九ヵ村と鞍手郡四ヵ村の合せて二三ヵ村(「続風土記拾遺」など)で構成されていた。福岡藩の成立後は同藩領となったが、元和年間(一六一五―二四)から享保年間(一七一六―三六)の一時期、同藩の支藩である東蓮寺藩(直方藩)領であった村も多い。明治二二年(一八八九)の町村制施行で、遠賀郡黒崎くろさき(一部は現八幡東区)洞南くきなみ村・上津役こうじやく村・香月かつき村、鞍手郡木屋瀬こやのせ村の計五ヵ村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八幡西区」の意味・わかりやすい解説

八幡西〔区〕
やはたにし

福岡県東部北九州市南西端の区。1917年市制(八幡市)。1963年小倉市,戸畑市,門司市,八幡市,若松市の 5市合体で誕生した北九州市八幡区が,1974年八幡東区,八幡西区に分割。洞海湾岸に化学,電機セメントなどの大工場が立地し,北九州工業地域の西部を形成。中心市街地の黒崎には北九州市の副都心的な商業地が発達背後の丘陵地一帯は住宅地区で,筑豊電鉄沿線を中心に発展が著しい。西部の折尾は鉄道の要地,南部香月は旧炭鉱町,木屋瀬は旧宿場町である。東部は北九州国定公園に属する。南部に九州自動車道が通る。面積 83.13km2。人口 24万9933(2020)。

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世界大百科事典(旧版)内の八幡西区の言及

【八幡】より

…福岡県北九州市西部の地区名。1917年市制施行の八幡市が,63年門司など4市と合体して北九州市となったため,八幡区として区制を施行し,74年八幡東区,八幡西区に分かれた。人口は東区8万5405,西区25万6176(1995)。…

※「八幡西区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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