鴨岡村(読み)かもおかむら

日本歴史地名大系 「鴨岡村」の解説

鴨岡村
かもおかむら

[現在地名]森町睦実むつみ

戸綿とわた村・上福田地かみふくでんじ村の南、太田おおた川左岸にあり、赤石山脈南端部に位置する。周知すち郡に属する。正保郷帳には上鴨岡村とあり高一〇二石余(田方九四石余・畑方七石余・玉泉寺領一石余)。松山・新田ありと注記される。常陸牛久藩領。元禄一一年(一六九八)旗本高木領となり(「寛政重修諸家譜」など)、同年の免状(坂中家文書)によれば村高一〇一石余・新田三九石余。元禄郷帳には鴨岡村とあり高一三七石余。旧高旧領取調帳では高一三六石余、玉泉ぎよくせん寺観音領一石余。文政一三年(一八三〇)覚書(坂中家文書)では家数一三・人数七五、うち女三六人中一二人が他出奉公、男三九人中九人が他出奉公、牛馬はなし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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