日本歴史地名大系 「鴨江寺」の解説
鴨江寺
かもえじ
甲江山と号し、高野山真言宗。本尊は聖観音。大宝二年(七〇二)行基が開いたと伝える。初め法相宗、のち天台宗、さらに真言宗に改宗したという(遠江国風土記伝)。元弘三年(一三三三)七月一五日の後醍醐天皇綸旨(鴨江寺文書、以下鴨江寺文書は集合文書名を省略)に遠江国鴨江寺とみえ、鴨江寺衆徒中が寺用の当知行地を安堵されている。暦応四年(一三四一)九月二一日、浜松庄鴨江寺衆徒に対し五ヵ条ならびに
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報