鵜殿川口港(読み)うどのかわぐちこう

日本歴史地名大系 「鵜殿川口港」の解説

鵜殿川口港
うどのかわぐちこう

[現在地名]鵜殿村

熊野川河口左岸にあり、熊野灘荒波によってできた砂洲により、自然に形成された入江。入江の奥に文化四年(一八〇七)三月に建立された鵜殿川口常夜灯があり、大坂新宮廻船問屋の名と鵜殿廻船の船主の名が刻まれる。「熊野年代記」宝暦九年(一七五九)九月一日の項に「鵜殿瑞泉寺川口為祈祷、二重座石塔建長一丈余、石経三千ウツム」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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