鶏徳(読み)けいとく

精選版 日本国語大辞典 「鶏徳」の意味・読み・例文・類語

けいとく【鶏徳】

  1. 雅楽唐楽平調の曲。舞はない。ニワトリ五徳をたたえる曲とも、漢代の中国南方にある鶏頭国を討った凱旋曲ともいう。〔実隆公記‐文明一九年(1487)三月三〇日〕

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改訂新版 世界大百科事典 「鶏徳」の意味・わかりやすい解説

鶏徳 (けいとく)

雅楽,管絃曲名唐楽にふくまれ,平調(ひようぢよう)。舞はなく,現在は管絃のみで奏される。慶徳,雞徳とも書く。鶏には,仁義礼智信の五徳があり,それを表したものという。また,漢が南の方の鶏徳国を征服した記念の曲であるとか,景帝が奏した《景徳凱容舞》によるなど異説がある。早四拍子,拍子10の小曲
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