鶴菱(読み)つるびし

精選版 日本国語大辞典 「鶴菱」の意味・読み・例文・類語

つる‐びし【鶴菱】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 紋所または文様の名。鶴の翼を広げたのを菱形図案化したもの。
    1. [初出の実例]「(ツルビシ)の下着ひとつ」(出典浮世草子好色二代男(1684)五)
  2. [ 2 ] 歌舞伎十八番一つ、「暫(しばらく)」の異称
    1. [初出の実例]「鶴菱の羽風張子の首がとび」(出典:雑俳・柳多留‐八二(1825))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android