朝日日本歴史人物事典 「鷹司兼輔」の解説
鷹司兼輔
生年:文明12(1480)
室町後期の公卿。父は関白太政大臣政平,母は関白太政大臣一条兼良の娘。はじめ兼敦と名乗ったが,明応1(1492)年兼輔と改める。同年正五位下,右少将となり,権中納言,権大納言などを歴任し,永正3(1506)年内大臣,翌年右大臣,同5年左大臣となる。同11年関白・氏長者。天文11(1542)年准三宮。同13年出家,法名貞覚。死後,法音院と称される。
(小森正明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報