文亀(読み)ぶんき

精選版 日本国語大辞典 「文亀」の意味・読み・例文・類語

ぶんき【文亀】

戦国時代後柏原天皇の代の年号。明応一〇年(一五〇一)二月二九日に改元、文亀四年(一五〇四)二月三〇日に至って次の永正(えいしょう)となる。出典は「爾雅‐釈魚」の「一曰神亀、二曰霊亀、三曰摂亀、四曰宝亀、五曰文亀」。

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デジタル大辞泉 「文亀」の意味・読み・例文・類語

ぶんき【文亀】

室町後期、後柏原天皇の時の年号。1501年2月29日~1504年2月30日。

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日本の元号がわかる事典 「文亀」の解説

ぶんき【文亀】

日本の元号(年号)。室町時代(戦国時代)の1501年から1504年まで、後柏原(ごかしわばら)天皇の代の元号。前元号は明応(めいおう)。次元号は永正(えいしょう)。1501年(明応10)2月29日改元。後柏原天皇の即位にともない行われた(代始改元)。また、1501年が辛酉革命(しんゆうかくめい)の年にあたることも改元の理由とされた(革年改元)。『爾雅(じが)』を出典とする命名。文亀年間の室町幕府将軍足利義澄(よしずみ)(11代)。1493年(明応2)に細川政元(まさもと)により第10代将軍足利義材(よしき)(後に足利義稙(よしたね))が追放され、従弟の義澄が政元や日野富子により第11代将軍に擁立された。

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