鷺屋村(読み)さぎやむら

日本歴史地名大系 「鷺屋村」の解説

鷺屋村
さぎやむら

[現在地名]亘理町逢隈鷺屋おうくまさぎや

南は高屋こうや村、北は榎袋えのきぶくろ村、西は鹿島かしま村、東はわらび村。康永二年(一三四三)八月三日の石塔義房宛行状写(相馬文書)にみえる「鵲谷郷」は当村と考えられ、もとは武石新左衛門尉の知行地であったようであるが、このとき坂本さかもと(現山元町)長瀞ながとろの地に替地を得ている。正保郷帳では田一〇〇貫二三三文・畑五貫七三文で旱損の村の注記がある。「安永風土記」では田一一五貫九九〇文・畑五貫九一文で、新田分四貫七七九文が蔵入地、残りは亘理伊達氏の知行地(うち新田分一一貫一二文)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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