鹿水村(読み)しかみずむら

日本歴史地名大系 「鹿水村」の解説

鹿水村
しかみずむら

[現在地名]合志町さかえ

中林なかばやし村の南にある。一八世紀後半の作とみられる肥後国絵図(「国誌」補遺所載)によれば、黒髪くろかみ花立はなたて(現熊本市)を経て隈府わいふ(現菊池市)へ至る南北の往還と、竹迫たかば町と小合志おごうし(現西合志町)を結ぶ東西の往還が交わる所に位置する。合志台地では竹迫町に次ぐ交通の要所。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳に「下庄鹿水村」とみえ、田四町九反九畝、畠・屋敷一四町七反三畝余、分米一七二石余とある。同一三年の検地帳によると、家数一九・人数二三、牛馬六、田五町五反八畝余、畠・屋敷二〇町三反八畝余、分米二一八石三斗余。寛永一〇年(一六三三)人畜改帳によれば弘生組に属し、戸数三・家数一七、人数一八(うち庄屋一・百姓二・名子二)、牛馬四、高二一八石三斗。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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