日本歴史地名大系 「鹿谷」の解説 鹿谷しかだに 福井県:勝山市鹿谷[現在地名]勝山市鹿谷町九頭竜(くずりゆう)川左岸、西方の経(きよう)ヶ岳(七六四・九メートル)と東南部禅師王子(ぜぜおうじ)山の支脈に囲まれた埋積谷で、鹿谷川がその中央を貫流する。「朝倉始末記」にみえる「南袋」はこの地域をさすという(大野郡誌)。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「四ケ村上郷」「四ケ村下郷」とあり、前者は本郷(ほんごう)・西光寺(さいこうじ)・西俣(にしまた)・遅羽口(おそわぐち)・矢戸口(やとぐち)の五村、後者は保田(ほた)・志田(しだ)・発坂(ほつさか)・杉俣(すぎまた)・妙金島(みようきんしま)・向妙金島(むかいみようきんしま)の六村をさすと推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報