鹿野別宮跡(読み)かのべつぐうあと

日本歴史地名大系 「鹿野別宮跡」の解説

鹿野別宮跡
かのべつぐうあと

近世の鹿野村辺りにあったと考えられる石清水いわしみず八幡宮護国ごこく(現八幡市)の別宮。

至徳元年(一三八四)五月六日付虎若丸承祐連署請文(石清水文書)に「石清水八幡宮護国寺領丹後国鹿野別宮式号浦明事」とみえ、同文書に

<資料は省略されています>

とあり、この時、虎若丸なる者が鹿野別宮の代官職に任じられ、石清水八幡宮護国寺とおもに得分をめぐって契約状を作成していることがわかる。

さらに寛正七年(一四六六)二月二二日付室町幕府将軍家御教書写(同文書)は、丹後守護一色義直に対し、守護被官の鹿野別宮代官を廃し社家の直務とするよう命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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