日本大百科全書(ニッポニカ) 「鹿野川湖」の意味・わかりやすい解説 鹿野川湖かのがわこ 愛媛県の肱川(ひじかわ)上流域にある人造湖。西予(せいよ)市野村町、大洲(おおず)市肱川町にまたがる。鹿野川ダムは下流域の洪水調節、用水取得、発電用の多目的ダムで、1959年(昭和34)完成。コンクリート重力ダムで、有効貯水量2980万トン、発電最大出力1万0400キロワット。ダム完成後は下流域における洪水が減少し、渓谷の湖水が美しく、湖畔にはサクラが植樹され、肱川県立自然公園の中心となった。[深石一夫] 鹿野川ダム 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例