鹿野川湖(読み)かのがわこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鹿野川湖」の意味・わかりやすい解説

鹿野川湖
かのがわこ

愛媛県の肱川(ひじかわ)上流域にある人造湖西予(せいよ)市野村町、大洲(おおず)市肱川町にまたがる。鹿野川ダムは下流域の洪水調節、用水取得、発電用の多目的ダムで、1959年(昭和34)完成。コンクリート重力ダムで、有効貯水量2980万トン、発電最大出力1万0400キロワット。ダム完成後は下流域における洪水が減少し、渓谷湖水が美しく、湖畔にはサクラが植樹され、肱川県立自然公園の中心となった。

[深石一夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android