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麻の葉文 あさのはもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

麻の葉文
あさのはもん

菱形が組合わさって構成された幾何的図形の連続文様。その形が大麻の葉に似ているのでこの名が生れた。日本には,中国,宋時代の文物によって伝来し,建築染織,漆工品などに多く用いられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

麻の葉文
あさのはもん

元来は、水平、垂直、斜線によって構成された幾何学的な文様。歴史は古く、藤原時代の仏像の衣文(えもん)に切金で表されているものがある。この文様は江戸時代の文化・文政期(1804~1830)に流行したようで、とりわけ文政年間(1818~1830)、嵐璃寛(あらしりかん)が大坂で『妹背門松(いもせかどまつ)』のお染を演じた際、衣装にもっぱらこの文様を用い、それが大いにあたり、京坂の婦女子の間で流行し、お染形(そめがた)ともいわれた。また、じょうぶにまっすぐ成長するアサにあやかって、この文様は子供の着物や下着類にも多く用いられた。村元雄]

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