黄壌(読み)こうじょう

精選版 日本国語大辞典 「黄壌」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょうクヮウジャウ【黄壌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黄色の土。黄土。〔書経禹貢
  3. 死んだ人が行くと考えられている場所。また、墓所。よみのくに。あの世黄泉冥土(めいど)
    1. [初出の実例]「或帰黄壌之中、存没共離」(出典本朝麗藻(1010か)下・初冬感李部橘侍郎見過懐旧命飲〈藤原有国〉)
  4. 死ぬこと。
    1. [初出の実例]「恩溢生涯、感流老涙而已。然黄壌之期不遠、素飱之責更来」(出典:本朝文粋(1060頃)五・請被停職状〈兼明親王〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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