ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄・徐二体」の意味・わかりやすい解説 黄・徐二体こう・じょにたいHuang-Xu er-ti 中国,五代,後蜀から北宋初めにかけて活躍した黄筌とその一族の花鳥画風,および五代,南唐から北宋初めにかけて活躍した徐煕とその孫 (一説に子) 徐崇嗣が創始した花鳥画風をいう。前者は形態の輪郭を筆線でくくり色彩を施す描法,後者は墨または色彩を没骨 (もっこつ) 使用して形態を表わす描法。両者の画風は対照的であるが相互に影響し合い,花鳥画風を展開させた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by