コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

没骨 もっこつmo-gu

6件 の用語解説(没骨の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

没骨
もっこつ
mo-gu

中国画における彩色画法の一つ。中国の伝統的,基本的画法は,形態を描線でくくって色彩を施し,骨法を明らかにすることであったが,漢・魏・六朝時代すでに輪郭線を描かないで,直接に色彩で描いた山岳図の作例があり,この画法が隋・唐時代に及んだものとみられる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

もっ‐こつ【没骨】

中国画の技法の一。輪郭線を用いず、直接彩色して対象を表すもの。花鳥画に用いられ、徐氏体の特色とされる。→鉤勒填彩(こうろくてんさい)

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

没骨【もっこつ】

東洋画の一技法で,鉤勒(こうろく)の対。輪郭線を用いず,水墨や色彩,特にその隈取(くまどり)によって形体感を表現するもの。主として花鳥画に用いられる技法で,北宋の徐崇嗣が創始したと伝える。
→関連項目【うん】寿平相阿弥

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

もっこつ【没骨 mò gǔ】

中国における絵画の技法の一つで,対象の形態の輪郭を筆線(骨)で括(くく)ることなく,彩色あるいは墨で描くことをいう。本来は,彩色中心の手法で,六朝の梁の張僧繇(ちようそうよう),唐の楊昇らにその作があったと伝えるが,五代以後,花鳥画の技法として安定し,徐熙の孫である徐崇嗣の没骨画が有名である。水墨の没骨は藻魚図などによく用いられるが,これは彩色の没骨画のモノクロームバリエーションと考えられる。【戸田 禎佑】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ぼっこつ【没骨】

もっこつ【没骨】

中国の絵画の技法の一。輪郭の線を描かず色の濃淡だけで描き表す方法。五代以後主に花鳥画に用いられた。徐氏体の特徴とされる。 → 勾勒こうろく

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の没骨の言及

【日本画】より

…付立(つけたて)筆,面相筆,線描き筆,彩色筆,隈取筆などがある。付立筆は線描きや没骨(もつこつ)技法などに用途が広く,墨絵に便利。面相筆と線描筆は細い線を引くために用いる。…

※「没骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

没骨の関連情報