黄楊科(読み)つげか

精選版 日本国語大辞典 「黄楊科」の意味・読み・例文・類語

つげ‐か‥クヮ【黄楊科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。四属一〇〇余種知られる。熱帯および温帯に分布する常緑低木。葉は互生または対生し托葉がない。花は左右相称雌雄同株・異株、または雌雄異花、まれに両性で総状花序か頭花、または雌花が単生する。花被は四または六で瓦状に並ぶ。雄しべは四~六個で基部は合着しない。子房は上位で三室。各室に一~二個の胚珠がある。果実は蒴果か石果。日本にはツゲが自生し、材が堅いので、細工物や櫛などに用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む