共同通信ニュース用語解説 「黄櫨染袍」の解説 黄櫨染袍 黄櫨染袍こうろぜんのほう 重要な儀式で天皇のみが着用できる古式装束の上着。ハゼノキの樹皮やスオウの木などを使って染め出され、「赤みがかった黄色」や「黄色みを帯びた茶色」と表現される色合いが特徴。地紋には鳳凰ほうおうや麒麟きりん、桐きりや竹がある。平安時代の9世紀、天皇の装束として、嵯峨天皇が定めた。江戸時代末期までの即位の儀式では、中国風の伝統的な礼装が用いられていたが、明治天皇の時から王政復古の精神に倣い、黄櫨染袍が使われるようになった。更新日:2019年10月18日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by