黄金柳(読み)こがねやなぎ

精選版 日本国語大辞典 「黄金柳」の意味・読み・例文・類語

こがね‐やなぎ【黄金柳】

  1. 〘 名詞 〙 シソ科多年草。東シベリア、中国北部、朝鮮原産で享保年間(一七一六‐三六)に渡来した。薬用または観賞用として庭園で栽培される。茎には四稜があり高さ三〇~六〇センチメートル。全体にまばらに短毛を生じる。葉は対生し披針形先端はとがる。夏、枝先に長さ約二・五センチメートルの紫色の筒状唇形花を総状につける。漢方では根を黄芩(おうごん)といい、乾燥して解熱腹痛、下痢止め薬などに使う。和名は黄色の根の色による。こがねばな。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黄金柳」の解説

黄金柳 (コガネヤナギ)

学名Scutellaria baicalensis
植物。シソ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黄金柳の言及

【タツナミソウ(立浪草)】より

…日本全土,朝鮮,中国,サハリンに分布する。またコガネヤナギS.baicalensis Georgiは高さ50cmほどにもなる多年草で,黄色の根を乾燥したものを黄芩(おうごん)といい,漢方で解熱,腹痛などに用いる。【村田 源】。…

※「黄金柳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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