黒い戦い(読み)くろいたたかい(その他表記)Black War

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒い戦い」の意味・わかりやすい解説

黒い戦い
くろいたたかい
Black War

1804~30年オーストラリアのタスマニア島 (旧名ファンディーメンズランド) でアボリジニ (先住民) が絶滅された戦い。 04年5月イギリスの植民地兵が先住民の狩猟者の一団を殺戮したのをはじめ,入植者が先住民の最良の狩猟地を牧場とし,05年の食糧不足のときには先住民の生活の糧であるカンガルーを乱獲,敵対関係が激化した。また先住民に対する誘拐,略奪,暴行,殺人が日常化したため,先住民もゲリラに転じて植民地を襲った。 30年総督 G.アーサーは先住民をタスマニア島南東部の半島に分離しようとその駆り出しを試みたが,発見されたのは女性1人と少年1人であった。 31~35年残存した 200人ほどの先住民をバス海峡上のフリンダース島に保護したが,急速に減少し,絶滅した。

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