最新 地学事典 「黒五郎深成岩類」の解説
くろごろうしんせいがんるい
黒五郎深成岩類
Kurogoro plutonic rocks
山口県美祢市南東部から宇部市北西部にかけて分布する吉部カルデラの中央プルトン。模式地は宇部市東吉部黒五郎で,吉部カルデラ中央部の野地から東部の宇内にかけて東西約11km,南北約3kmの細長い岩体。岩相変化に富み,石英モンゾ斑れい岩,石英閃緑岩,花崗岩およびアプライト質花崗岩から構成され,累帯深成岩体を形成。周南層群禅定寺山層の後山安山岩部層と城山流紋岩質火砕岩部層を貫き,接触変成作用を与え,岩郷山花崗岩に貫かれる。K-Ar年代のうち96〜94Maが冷却年代,92〜89Maは岩郷山花崗岩による若返り年代と見なされる。参考文献:岸 司ほか(2007) 地質雑,Vol.113: 479
執筆者:今岡 照喜
参照項目:天郷貫入岩類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

