精選版 日本国語大辞典 「黒作の太刀」の意味・読み・例文・類語 くろづくり【黒作】 の 太刀(たち) 黒作の太刀〈武器袖鏡〉柄(つか)、鞘(さや)、金具類もすべて黒漆で塗った太刀。本来、公家は六位以下の所用とされ、凶服の際は五位以上の者もこれを使用するように規定されていたが、のち武士や僧兵の兵仗(ひょうじょう)として広く使用されるようになった。餝(かざり)がないため、無文の太刀ともいう。黒太刀。[初出の実例]「其志以上。〈略〉烏装(クロツクリノ)横刀」(出典:令義解(718)衣服)[その他の文献]〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例