黒本廃寺（読み）くろもとはいじ

日本歴史地名大系 「黒本廃寺」の解説

黒本廃寺
くろもとはいじ

[現在地名]吉井町黒本

周匝（すさい）から西に入った山裾の低丘陵上にある奈良時代前期の寺院跡。大正一四年（一九二五）土取りの際、偶然に古瓦を発見し、翌年この瓦溜を発掘したが、建物の崩れ落ちたままのように瓦が並んでいたと伝える。この時に発掘された瓦は岡山市の県郷土館に収蔵され、その一部は現在県立博物館に保存されている。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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