久米廃寺(読み)くめはいじ

日本歴史地名大系 「久米廃寺」の解説

久米廃寺
くめはいじ

[現在地名]久米町宮尾

久米川流域に開ける平地北端苫田とまた鏡野かがみの町との境界にあたる丘陵地の南裾にある。寺院跡所在地の地名の字唐臼からうすは、久米廃寺の塔心礎に由来する。発見された創建期の瓦は川原寺様式の八葉複弁蓮華文の軒丸瓦であるが、美作地方の同種の瓦のうちでは優美なもので、創建は七世紀後半と考えられている。伽藍は心礎が露出していたので塔の存在が早くから知られていたが、発掘調査の結果、寺院の構造の概要が明らかになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む