黒肥地神宮
くろひじじんぐう
[現在地名]多良木町黒肥地 是居
球磨川と牛繰川の間の水田地帯のこんもりとした林の中にあり、この地を古老は弁財天島とよんでいる。祭神は神日本磨余彦尊・玉依姫命・健磐龍命・比
明神。地元では王宮神社と称し、近世には王宮大明神とよばれた。旧村社。
当社蔵の延享元年(一七四四)の棟札によれば、日向国宮崎住人土持太郎・田部忠綱が球磨郡に来て久米郷蓑毛に住し、大同二年(八〇七)多良木村源嶋に勧請した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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