黒薙湯(読み)くろなぎのゆ

日本歴史地名大系 「黒薙湯」の解説

黒薙湯
くろなぎのゆ

黒部川支流のなかで最も大きい黒薙川が本流に合流するやや手前にある。現黒薙温泉。泉質は硫化水素泉。正保二年(一六四五)音沢おとざわ村の住人太郎左衛門の発見という。黒部川の右岸にあるため越後国・信濃国へ通じているとして、加賀藩はその開湯はもとより立入りも禁じていた。音沢村など近在の者がひそかに入湯したかどでしばしば咎めを受けている。天保一一年(一八四〇)・嘉永元年(一八四八)などに開湯願が出されたが、開湯が許されたのは慶応四年(一八六八)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む