宇奈月温泉(読み)ウナヅキオンセン

デジタル大辞泉 「宇奈月温泉」の意味・読み・例文・類語

うなづき‐おんせん〔‐ヲンセン〕【宇奈月温泉】

富山県黒部市にある温泉泉質単純温泉黒部峡谷観光の根拠地

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共同通信ニュース用語解説 「宇奈月温泉」の解説

宇奈月温泉

富山県黒部市で1923(大正12)年開湯。黒部峡谷の玄関口に位置し、黒部川沿いには旅館ホテルが立ち並ぶ。温泉は無色透明の弱アルカリ性単純泉で、肌の角質を落とす効能があることなどから「美肌の湯」と呼ばれる。黒部峡谷鉄道(同市)が運行するトロッコ電車の発着駅があり、市によると、2019年には約34万3千人の観光客が温泉街を訪れた。

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精選版 日本国語大辞典 「宇奈月温泉」の意味・読み・例文・類語

うなづき‐おんせん‥ヲンセン【宇奈月温泉】

  1. 富山県東部の宇奈月町、黒部峡谷の入り口にある温泉。黒薙、二見の両温泉から湯を引く。単純泉。

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日本歴史地名大系 「宇奈月温泉」の解説

宇奈月温泉
うなづきおんせん

現在の富山地方鉄道本線の終点である宇奈月温泉駅を中心とする一帯の温泉街。黒部川左岸の段丘上で、もともとここは桃原ももはらとよばれ、内山うちやま地区の人々の耕作小屋数軒があるにすぎなかった。この地に上流黒薙くろなぎ湯から引湯し、温泉が開かれたのは大正一二年(一九二三)であった。それ以前、現在の宇奈月温泉街に入ろうとする少し手前の内山地内の荷上にあがり台地に大正六年愛本あいもと温泉がつくられた。黒薙湯から一尺角の木管で九キロ引湯したもので、完成までに三年の歳月を要した。夏場には湯治客が多く訪れ、たいへんな賑いをみせた。しかしまもなく温泉の温度が下がりはじめ、台風の被害もあって同一〇年閉湯に追込まれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宇奈月温泉」の意味・わかりやすい解説

宇奈月温泉
うなづきおんせん

富山県北東部、黒部市(くろべし)宇奈月町内山(うなづきまちうちやま)にある温泉。黒部川と宇奈月谷が合流する標高200メートル前後の段丘上にあり、もと桃原(ももはら)といわれ音沢地区の出作り小屋があったが、1923年(大正12)黒薙(くろなぎ)温泉から引き湯して開湯以来、上流の電源開発とともに発展し、北陸の代表的観光温泉の一つとなった。黒部峡谷探勝の基地でもある。泉質は単純温泉。付近に宇奈月スキー場、宇奈月公園がある。富山地方鉄道宇奈月温泉駅下車。

[深井三郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇奈月温泉」の意味・わかりやすい解説

宇奈月温泉
うなづきおんせん

富山県北東部,黒部峡谷入口の段丘上にある温泉。黒部市に属する。単純泉で,泉温 68℃。 1923年黒部川の支流黒薙川の谷にある黒薙温泉から引き湯。黒部川の電源開発で峡谷探勝の交通機関が整備されるに伴い,観光基地として発展。黒部峡谷鉄道の起点

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