日本歴史地名大系 「黒野町」の解説 黒野町くろのまち 岐阜県:岐阜市旧方県郡・本巣郡地区黒野町[現在地名]岐阜市黒野黒野村の南西部に位置し、下鵜飼(しもうかい)村と接していた。郷帳類にはみえず、黒野村・下鵜飼村を割いて成立した町。文禄四年(一五九五)加藤貞泰が四万石で当地に封じられた折形成された城下町を母胎とし、慶長一五年(一六一〇)伯耆米子藩に同氏転封後は、本願寺黒野別院を中心とした在郷町となった。同一四年の黒野村検地帳(玉木文書)によれば、町屋敷六町三反余のなかに上(かみ)町・中(なか)町・下(しも)町・新(しん)町・職人(しよくにん)町・紺屋(こうや)町・片(かた)町がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by