デジタル大辞泉 「黒闇天」の意味・読み・例文・類語 こくあん‐てん【黒闇天】 容貌ようぼう醜悪で、人に災難を与えるという女神。吉祥天の妹で、密教では閻魔王えんまおうの妃とする。黒闇天女。黒闇女。黒夜神。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「黒闇天」の意味・読み・例文・類語 こくあん‐てん【黒闇天】 吉祥天の妹で容貌は醜く、人の功徳を消し、災いを与える女神。密教では閻魔(えんま)王の三人の妃の一人とされ、左手に人頭の杖をもつ。黒闇神。黒闇天女。黒夜神。黒夜天。黒闇。[初出の実例]「何なる人ぞと問に、我をば黒闇天と云。来る所には不祥災害のみありと云」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)[その他の文献]〔玄法寺儀軌‐二〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例