黒雲母-石榴石地質温度計(読み)くろうんもざくろいしちしつおんどけい

最新 地学事典 の解説

くろうんもざくろいしちしつおんどけい
黒雲母-石榴石地質温度計

biotite-garnet geothermometer

共存する黒雲母とざくろ石との間のFeとMgの交換反応の平衡を利用した温度計で,変成岩の地質温度計としては最もよく利用される。この平衡関係の温度計としての有用性については,R.Cretz(1959)やR.F.Mueller(1961)らが早くから指摘していたが,合成実験などによって実用化したのは1970年代後半になってからである。黒雲母中のAl・Ti・Cl,ざくろ石中のMn・Caがこの分配平衡に大きな影響を与えるといわれ,さまざまな補正項が取り入れられている。また黒雲母中には相当量の3価の鉄が含まれることと,ざくろ石の組成累帯構造の取扱いにも注意が必要。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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