コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鼈主簿伝 べっしゅぼでんPyǒlchubu-jǒn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鼈主簿伝
べっしゅぼでん
Pyǒlchubu-jǒn

朝鮮,李朝時代の寓話,擬人小説。作者,成立年未詳。『兎伝 (うさぎでん) 』『兎生員伝』『兎鼈山水録』などの別称がある。南海の竜王が病気にかかり,兎の生き肝が唯一の薬ということになる。忠臣の亀 (原本ではスッポン,鼈主簿はそのあだ名) が兎のいけどり役を買い,巧みな話術で兎を竜宮まで連れ出すが,ほんとうのことを知った兎は,肝を陸地に置いてきたと言い逃れ無事陸上に帰る。朝鮮三国時代の亀兎説話を小説化したものとみられる。なおインドのジャータカに猿の生き肝を求める同様の説話がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

鼈主簿伝の関連キーワード朝鮮説話

今日のキーワード

ヨリトフグ

硬骨魚綱フグ目フグ科に属する海水魚。本州中部以南の各地と世界中の温帯から熱帯域に分布する。フグ科魚類のなかでも分布範囲がもっとも広い種である。体は円滑で小棘(しょうきょく)はなく、体の腹面に多数のしわ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android