日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 鼎(かなえ 長野県の地名)かなえ 長野県南部、下伊那郡(しもいなぐん)にあった町(鼎町(まち))。1954年(昭和29)町制施行。1984年飯田市(いいだし)に編入。市の中心部南側を占める。JR飯田線、国道153号が通り、実質的に飯田市街と一体化していた。リンゴ、ナシなどの果樹やイチゴ、トマトなどの促成栽培が盛んである。近くに中央自動車道の飯田インターチェンジがあるため、電子部品や精密機械工場などが進出し、住宅化も進んでいる。伝統産業に水引(みずひき)がある。[小林寛義][参照項目] | 飯田(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例