精選版 日本国語大辞典 「鼠壁」の意味・読み・例文・類語 ねずみ‐かべ【鼠壁】 〘 名詞 〙① ねずみ色に塗った壁。土蔵の外壁などの漆喰(しっくい)に灰炭を混ぜたものを塗って仕上げたもの。[初出の実例]「あぶら月の影やちろめく鼠壁〈心元〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)一〇)② 歌舞伎の舞台で、貧家などに用いる、ねずみ色に塗った大道具の壁。[初出の実例]「本舞台三間の間、多葉粉見世の体。〈略〉正面鼠壁」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例