日本歴史地名大系 「鼠町」の解説 鼠町ねずみちよう 茨城県:水戸市水戸城下下町鼠町[現在地名]水戸市柳(やなぎ)町一丁目北は石垣(いしがき)町、東は水門(みずもん)町、南は七軒(しちけん)町。南北一四一間・東西約六〇間の方形をなす武家屋敷。西側角に町与力役屋敷があった。「水府地名考」に「此辺ハ古るく開けて、上代の如く穀物を以て交易せし地なるべし、何も考けるに、府下近辺は至て湿地にて、(中略)良田多くあるなれば恒富郷(中略)遠厩辺より穀物を指出し、此所にて交易せしならん、さあれば人家も出来て、其所を恒富町と云ひしも知るへからす、然るを後に略してねつミ町と云ひしか、臆断なれハ識者の考を俟つ」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by