ジビルチャルトゥン遺跡(読み)ジビルチャルトゥンいせき(英語表記)Dzibilchaltun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジビルチャルトゥン遺跡」の意味・わかりやすい解説

ジビルチャルトゥン遺跡
ジビルチャルトゥンいせき
Dzibilchaltun

ユカタン半島北部にあるマヤ最大の都市遺跡の一つ。先古典期からスペイン植民地時代の直前までの 3000年にわたる諸文化と住居址様相が明らかにされた。都市の中心部には東西に走る巨大な舗装道路が設けられ,東端には「7つの人形神殿」があり,西側には中央広場を囲んで宮殿など大建造物群がある。また泉の水底からは,象形文字を刻んだ骨製の指輪や櫛,壺や仮面,ジャガーの土偶など,6000点の遺品人骨が発見された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android