ヌオボ城(読み)ヌオボジョウ

デジタル大辞泉 「ヌオボ城」の意味・読み・例文・類語

ヌオボ‐じょう〔‐ジヤウ〕【ヌオボ城】

Castel Nuovo》イタリア南部、カンパニア州の都市ナポリにあるルネサンス様式の城。イタリア語で「新しい城」を意味し、卵城と区別するために命名された。13世紀にアンジュー家のナポリ王カルロ1世が建造し、15世紀にアラゴン家のアルフォンソ1世寛大王)により再建。見張りのための五つの円塔をもつ城壁に囲まれる。アンジュー朝時代に建てられたパラティーナ礼拝堂には、ジョットによるフレスコ画が残る。現在は市立博物館として公開されている。アンジュー砦。カステルヌオボ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android